TS-453Beのベンチマークを取りました。iSCSI接続での結果となります。
接続方法としてはiSCSIとなります。調べてみた結果、ファイルサーバとして接続するよりデバイスとして接続するほうが速いという結論に至りました。用途によっては他の接続方法がベターな場合もありますので状況によって選択肢は変わります。ベンチマークの結果だけで決めないようにしましょう。
環境としては
- 1Gb Eth
- RAID5
- NTFSフォーマット
- 8GBメモリへ増設
となります。その他、細かい設定はベンチマークの中で変えています。
まずQNAPのボリュームの種類がThinとThickがあり、速度面で何が違うのかわからなかったのでベンチマークを取ってみました。NTFSのアロケーションユニットサイズ (AUS)も少し変更しています。
ボリュームの種類による変化はほとんどありませんでした。この環境では帯域か何かの上限に達しているので変化が出てこないのかもしれません。メモリ使用率を見るとベンチマークと同時にバッファが使われ始めて横ばいとなっています。
続いてiSCSIのパラメータで変化があるのか確認したい為、まずはデータダイジェストありでベンチマークを取ってみます。
ReadのSeq Q32T1の部分が若干下がっていますが他のケースはほぼ変わらず、です
続いてデータダイジェスト、ヘッダーダイジェストありのケースです。
両方共ありの場合でも影響がなさそうです。
この環境ではThink, Thinどちらでも問題ないと判断しました。Thinボリュームを使うことにします。またiSCSIのパラメータも影響は少ないのでデータダイジェスト、ヘッダーダイジェストありを採用しようと思います。