開発

3つのFitbitクロックフェイスに課金機能を実装する方法

かなり前に調べた情報になりますが所謂、有料Fitbitクロックフェイスの作成方法になります。

GoogleよりPixel Watchが発表されて、今後ストア機能やFitbitとの棲み分け等、現時点で不透明な部分が多いですが今抱えている情報が使い物にならないうちに書いておこうと思います。

まず、Fitbit公式サイトではApp Storeのように様々な種類のFitbitクロックフェイスを選択して見た目を変えることが可能です。但し、課金・決済手段は提供していません。

開発ドキュメントを見ると、各自で課金機能を実装してもよい、という書き方で我関せずと言ったところのようです。

では、既存のクロックフェイスはどのように有料化しているのか?

主に下記の3つになるようです。

KiezelPay (K Pay)

現在最も多い実装方法だと思われます。自作のクロックフェイスにKiezelPayのAPIを組み込んで決済機能とリンクさせる方法になります。

サンプルコードはこちら。Fitbitデバイスに表示された数字をKiezelPayサイトでエントリーするとアンロックされる仕組みのようです。

KiezelPayを使用する場合は、KiezelPay手数料として代金の27%あるいは0.27USドルが掛かるようです。

決済手段はPayPalあるいはクレジットカードになります。開発者はPayPalアカウントも作成する必要があります。

クレジット決済の場合、購入者に0.30USドルの決済手数料が掛かるらしいです

FitFace

FitFaceはクロックフェイスの開発、課金等がオンライン上でワンストップで可能なようです。

通常であれば公式提供のFitbit Studioでの開発となりますが、こちらはオンラインエディター上で作成したクロックフェイスのシミュレートまでできてしまうようです。

自分のデバイスにロードしてテストできるのかどうかわかりませんがシミュレーターの精度が高ければオンライン上ですべて終わってしまうのでかなり楽かもしれません。

ストア機能があり、こちらから購入が可能なようです。

FitFaceを使用する場合は、FitFace手数料としてREGULAR DESIGNERは代金の35%あるいは0.35USドルが掛かるようです。PREMIUM DESIGNERは代金の30%あるいは0.30USドルが掛かるようです。

決済手段はPayPalあるいはクレジットカードになります。独自のポイント制もあるようですがよくわかりません。開発者はPayPalアカウントも作成する必要があります。

PayPal決済の場合、購入者に0.10USドルの決済手数料が掛かるらしいです

クレジット決済の場合、購入者に0.30USドルの決済手数料が掛かるらしいです

オンラインストアサービスを利用する

既存のShopifyBase等のオンラインストアを利用あるいは自ら作成して販売する方式です

この場合、クロックフェイスは全ユーザーに公開ではなく、プライベート的な公開としてFitbitに登録しておいて、購入した方にだけクロックフェイスのURLをお知らせするという方式になります。

決済手段は各オンラインストアに依存します。

欠点としてはクロックフェイスのURLがバレてしまうと誰でもダウンロードできてしまうということです。

単発発売の場合は維持コスト等で不利ですが、既にオンラインストアサービスを利用している場合は検討する価値があると思います。

独自のマーケティングをすることができるかもしれません。

Tags: Fitbit
管理人

Recent Posts

CanvaがSerif (Affinity) を買収

私は使ったことがないのですが名前はよく聞…

2週間 ago

Serifのスプリングセール – アドオンが50%オフ

Affinity Photoなどレタッチ…

1か月 ago

音声がロボットのようになるときの対処

リモート会議などでたまに相手の音声がおか…

2か月 ago

Serifのブラックフライデー – 全品40%オフ V1ユーザは更にお得!

恒例のブラックフライデーセールが始まりま…

5か月 ago

[rust] rayonで書き直してみました

前回のコードを元にrayonを使った処理…

5か月 ago

[rust] async-stdで書き直してみました

前回のコードをasync-stdで書き直…

5か月 ago